【リステップ】ハイスコアチャレンジでのパズル構築について(入門〜中級編)
こんにちは、ハイチャレ闇のパズル推進委員会のMolです。
前回は区間採譜についてお話ししましたが、今回もハイスコアチャレンジ(ハイチャレ)でパズルを組む際に、少し役に立つかもしれないことを書いていこうと思います。
この記事は高い難易度でパズルを始めてみよう、と思っている方に向けて書いていくつもりです。パズルに慣れた人が読むと、割と共感してくれるかもしれませんね。
(逆に慣れた人が読んでも得る情報はほとんどないかも)
採譜ツールとかなくても実践できる方法を中心に書いていくので、身構えずにご覧ください。
この珊瑚、かわいいよね
(どの珊瑚も可愛い)
(こんな娘が欲しい)
(この子の笑顔を守りたい)
目次
パズルを組むための編成について
編成方針
編成については例外も多いため、参考程度に読んでください。
改めて前置きしておくと、これは高い難易度(基本的にはEXPEPT)で少しパズルを入れてみようかな、という人に向けた内容なのでご了承ください。
まずハイチャレのルールのおさらいですが、ハイチャレでは、全プレイヤーに同じステータスを持ったキャラクターが与えられます。
そのため、高いスコアをとるためには、強いリーダースキルを持ったキャラをリーダーに設定し、高い難易度でフルコンボするのが手っ取り早い方法であることは前回説明した通りです。
しかし
リステップの特性上、同じ難易度、同じリーダーキャラでも編成が違うと最終的なスコアに差が出ることはよくあります。
例えば以下の編成で検討してみましょう。
編成で与えられる各キャラにはそれぞれスキルが与えられています。
アイコンの右下に各キャラの持ったスキルの色が表示されています。(サブスキルである場合もあるのでちゃんと確認すること)
この回のスキルは記憶では以下の通りでした。
舞菜: 橙色と桃色のノーツのスコアを4秒間上昇させる。 (ゲージブースト)
紗由: 橙色と青色のノーツのスコアを4秒間上昇させる。 (ゲージブースト)
かえ: 桃色と紫色のノーツのスコアを4秒間上昇させる。 (ゲージブースト)
香澄: 緑色と紫色のノーツのスコアを4秒間上昇させる。 (ゲージブースト)
瑞葉: 赤色と青色のノーツのスコアを4秒間上昇させる。 (ゲージブースト)
みい: 赤色と緑色のノーツのスコアを4秒間上昇させる。 (ゲージブースト)
珊瑚: 緑色のノーツのスコアを8秒間上昇させる。
色付き文字は譜面カラーと一致した色(つまり有効色)を示しています。
編成を組む際に、一番最初に考えることはリーダー・フレンドの選択ですが、自分は次に「どのキャラでたくさんスキルを発動させたいか」を考えます。
つまり、強いゲージスキルを持ったキャラを選びます。(もしかしたら前回も書いたかもしれない)
個人的にはスキルの強さを測るために、
スキルの秒数×スキルの有効色数×ゲジブの有無(×色の種類×スコア上昇率)
でポイントをつけています。
ゲージブーストの有無に関しては、ゲジブ持ちであれば1.3を掛けています。
ただし、8秒スキル&ゲジブの場合は1.3をかけなくても良いです。(理由は例外2で紹介します。)
キラメキFutureの編成で上記の計算式で評価すると
舞菜: 4 × 1 × 1.3 = 5.2
紗由: 4 × 0 × 1.3 = 0
かえ: 4 × 2 × 1.3 = 10.4
香澄: 4 × 2 × 1.3 = 10.4
瑞葉: 4 × 0 × 1.3 = 0
みい: 4 × 1 × 1.3 = 5.2
珊瑚: 8 × 1 × 1 = 8
かえと香澄、舞菜とみいが同点になりましたが、記憶ではキラメキFutureは緑>紫>桃の順にノーツ数が多かったので、最終的なスキルの強さは
香澄 > かえ > 珊瑚 > みい > 舞菜 > 紗由 = 瑞葉
となりました。
強いキャラがわかったら、今度はノーツの数を調べます。(面倒であればサビ以降だけでも問題ないかも)
キラメキFutureのノーツ数は緑:紫:桃 = 250:230:220くらいだった気がします。
これを見たら緑ノーツが一番多いので緑色に強いキャラを編成したくなりますが、1枠あたりで考えると、緑:紫:桃 = 105:115:110程度となります。
以上より、紫色に一番ノーツが降ってきそうであると考えられます。
これらの結果より、自分は紫色に香澄を編成しました。
ノーパズルであれば、もう一枠の紫色もたくさん降ってくると考えられるので、かえを編成すると良いでしょう。
このように、ノーパズルの場合はノーツがたくさん降ってくる位置に強いスキルを置くとそこそこ高いスコアを狙うことができます。
これは4番キャラには全然ノーツが降ってこないからスキルの弱いキャラを編成する理論と同じになります。
ただし
パズルを組む場合は、ゲージの量を調整することが前提となるため、強いキャラ同士を同じ色に入れるのは得策ではありません。
例えば、香澄のスキルをたくさん発動させるためにもう片方の紫色に編成したキャラのノーツを奪うと、その分そのキャラのスキルは発動できなくなります。
かえを紫色に入れた場合だと、かえのスキルがなかなか発動せず、スコアを伸ばすのが難しくなります。
自分の場合はスキル発動数が減っても影響のない紗由を編成していました。
このように、ゲージを奪う相手のことも考えて編成を組むことが重要となってきます。
編成についての方針は以上となります。
が、ここで上記の編成方針が通用しない編成例を紹介します。
例外1
これは記憶に新しいハイスコアチャレンジ第92回ひと夜ひと夜にひとりごとにて与えられた編成です。
この回は、全員が8秒スキルかつ赤色か緑色のスキル持ちかつ全員非ゲージブーストでした。しかも、金パフェを取らないとスコアが加算されないスコアグリッターが2人もいました。
個人的には8秒スキルキャラでパズルしてスコアを大きく伸ばすのは難しいと考えています。(逆に少し伸ばす程度であれば比較的簡単)
仮にパズルをしてスコアを伸ばせても、もしグリッターが発動している箇所で精度が落ちていたらその分がマイナスされて、結果的に全く伸びないという状況が発生すると思います。
まーちゃんも困ってますね。
対処法としては、パズルは最小限にして、精度に集中するのが良いと思います。
編成を考えることに時間を費やして、精度を狙うのがベストですね。
(ただし、上を狙うならパズルを行いながら精度も狙う必要がある)
例外2
次の例は8秒スキルのゲージブーストです。
優しい風の回では、このようにゲージブースト3人と非ゲージブースト4人で構成されていました。
8秒のゲージブーストキャラは難易度EXPERTだとほぼ常時スキルが発動しています。つまり、どこに編成してもほとんど同じスコアになります。
わざわざたくさんノーツが降ってくる位置に編成しなくてもほとんどの区間でスキルが発動しているので、逆に非ゲージブーストのキャラをノーツがたくさん降ってくる位置に編成した方がスコアが高くなる場合があります。
しかし、HBDキャラの持つプリズムステップなど強力なスキルを持ったキャラも絡んでくると、ノーパズル最適編成を推定するのは難しかったと思います。
天葉先輩もこのようにおっしゃっています。
一方
パズルを組む際には同じ色にゲージブーストと非ゲージブーストをペアで編成するとゲージの調整を行いやすくなるため、そのように編成するのがおすすめです。ただし、ペアの両方ともがスコアを上昇させるスキルを持っているため、パズルを組むのは難しくなると考えられます。
補足すると、この回は難易度NORMALが一番高いスコアが出ていました。低難易度ではかなりタイミング良くスキルを発動させる必要があるため、上記の方針だけでは少し戦略不足になる可能性があります。 その辺は経験を積んでセンスを磨くか採譜ツールを使うしかないですね...
(中級編の内容を逸脱してしまう)
例外3
まーちゃん......
かわいいね.......
(補足)編成でスキルの色とノーツの色を合わせるのはどうなの?
いわゆる色合わせ編成ですが、これはまぁまぁ有効です。
たくさん降ってくる色のスキルをたくさん発動でき、そんなに降ってこない色のスキルはそんなに発動しないので、上で紹介した方針に近いことができます。
1:2:2:2の色の譜面(最近だとSeventeen Feelsとか)ではそこそこ有効ですが、よくある2:2:3の譜面では3枠ある色のスキルを効率よく発動できなかったりするので、まぁ悪くはないけど、他の人と差をつけるのは難しいのではないかと思います。
編成まとめ
まとめとしては
- スキルの強さを計算する。
- ノーツが多い枠にスキルが強い順に編成する。
- パズルを入れる場合はスキルが弱いキャラとペアにする
- 例外もたくさん
といった感じでしょうか。
次はパズルについての方針を考えて見ましょう。
パズルを組む時の方針について
ここではパズルを組むときの方針について、紹介します。
パズルを前提とした編成については基本的には上の方針で良いかと思います。
パズルキャラの決定
本気でパズルを組む場合は、色ごと(キラメキFutureなら最初に桃色に編成したキャラのパズルを、次に紫、最後に緑のような感じ)にパズルを全員分組んでいきます。
しかし何度も言うようでしつこいですが、この記事は少しパズルを入れてみようかな、という人に向けています。
そのため、まず最初にやることは「どのキャラでパズルをするかを決める」です。
全員分組む時も、誰を中心にパズルするかを(少なくとも自分は)決めるので、意外と重要な要素になってきます。
自分はスキルの種類によって以下のような印象があります。
8秒スキル&ゲージブースト
EXPERTではほぼ常時スキルが発動している。ノーパズルでのカバー率(スキルの効果を乗せられる割合)は90%くらい。パズルは一番組みやすいが、そんなにスコアが伸びない可能性もある。
8秒スキル
ノーパズルでもそれなりにスキルが発動しているが、2,3箇所発動タイミングが良くない箇所があったりする。ノーパズルのカバー率は70~80%くらい。パズルは組みやすい。
4秒スキル&ゲージブースト
ノーパズルでもいい感じに発動するが、改善の余地がそれなりにある。ノーパズルのカバー率は50~60%くらい。パズルは比較的組みやすい。
2色のうち1色しか有効でなかったらパズルを組む必要性は低い。
4秒スキル
ノーパズルだといい感じに発動していないことが多い。それゆえに改善のよりが大いにある。ノーパズルのカバー率は40%くらい。パズルを組むのは難しい。
2色のうち1色しか有効でなかったらパズルを組む必要性は低い。
3秒スキル&ゲージブースト
ノーパズルでもいい感じに発動するが、改善の余地は大いにある。何も考えずにこのキャラにゲージを集めるだけでもそれなりにスコアが伸びる。上を狙う場合にはしっかり考える必要がある。
3色のうち有効な色が2色以下なら、パズルを組むのは一気に難しくなる。
入門編としては、8秒スキルか4秒スキル&ゲージブーストのキャラをおすすめします。
こんな感じでパズルを組むキャラを決めたら、次はどこでスキルを発動させるべきかを考えていきます。
スキルを発動させるタイミングの決定
パズルを組む場合、ベストなタイミングでスキルを発動できるように、直接入れ替えなどを行なってゲージを調節します。
とりあえず、パズル用の編成が決まったら、その編成でプレイ動画を録画しましょう。
録画することで、どこでスキルが発動しているのか一眼でわかるので、とても重要です。
また、どこでノーツを奪ったり渡したりするか、つまり、パズルを考える上でも確実に必要になります。
(音トレで練習する際にも使います)
次に、スキルを発動させるベストなタイミングとは何でしょうか。
多くの人が「スキルに対応した色のノーツが大量に降ってくるところ」と答えるかと思います。
全く上の通りです。
スキルの対応色のノーツが大量に降ってくるところとスキルの効果時間が重なっていれば良いです。
例えば先ほどのキラメキFutureの香澄の場合は、緑色と紫色のノーツのスコアを増加させました。
つまり、こんな感じの配置がきたら確実にスキルの恩恵を受けたいですよね。
例えば、この配置が1秒の間に流れてくる場合、①のタイミングより早くスキルを発動してしまうと、スキルの倍率がかかりません。また、③のタイミングより遅くスキルを発動させても同じく全部のノーツにはスキルの倍率がかかりません。
わざわざ図を使ってまで言いたいことは、スキルを発動するべきタイミングは意外と広いということです。8秒スキルならさらに許容範囲は広がります。
ノーパズル動画の秒数とかを見て、もしこの密集地帯でスキルが発動していなくても、せいぜい2,3個ゲージをズラすだけでスキルの倍率が乗るようになったりします。
しかし、注意するべきパターンもあります。
以下の図を見てみましょう。
地味にポイントを取れる部分を犠牲にする代わりに、最大密度の地帯でスキルを発動させるパターンです。
例えば、最初は前の方でスキルが発動して前半の8ノーツにスキルが乗っていたけど、頑張って調整して上の図の位置で発動させたとします。
上の図のようにスキルを発動させれば14ノーツにスコアが加算されるので、6ノーツ分高いスコアを取ることができます。
しかし、その調整のために、もっと前の部分や後ろの部分で6ノーツ犠牲にしていたら最終的なスコアは全く変わりません。
一番密度が高い地点でスキルを発動させているのも重要ですが、調整したことによってスキルが乗らなくなるノーツも存在します。
それは本当にパズルを組んでまでスキルを発動させるべきなのか、その前後のスキルカバー状況も見て判断する必要があります。
逆に全然ノーツが来ないところはスキルが発動していない方が良いので、そういうところでスキル発動していたら、改善していくのも方針としてはかなり有効かと思います。
全然ノーツが来ない地帯に合わせてスキルの効果時間が切れ、その後のノーツがそこそこ来るタイミングでスキルを発動できるように調整できたら最高ですね!
ハイチャレ基礎講座
さらっとパズルを組むとか言いましたが、ゲージの増え方とかをしっかり把握していないとパズルをうまく組めなかったりするので、ここでおさらいしておきましょう。
・1ノーツ = ゲージ10%
1ノーツ受け取ると受け取ったキャラのゲージが10%増加します。TAPノーツとパズルノーツで差はありません。ライフノーツ・ダメージノーツでも同じです。
GREATで受け取るとゲージの伸び率は5%になります。
・スキルノーツ = ゲージ35%
スキルノーツを受け取ったキャラはゲージが35%増加します。TAPもパズルも同じです。GREATを出すとゲージの伸び率は15%となります。
・ゲージブーストはそれぞれの伸び率+6
通常ノーツではゲージが16%、スキルノーツでは41%増加します。GREATの場合も同じで通常ノーツで11%、スキルノーツでは21%増加します。
たまに+5のキャラもいるのでスキル名が「ゲージブースト」でない時は注意。
・スキルゲージが100%以上になったら0にリセット
例えば、ゲージが90%ある状態でスキルノーツを受け取っても、スキルを発動したらゲージは0%に戻り、25%は繰り越されません。パズルを組む上では実質的にノーツを捨てることになります(必ずしも悪いというわけではない)。
・スキル持続時間内に同じキャラのスキルが発動しても、効果の重複はない
例えば、8秒スキルが発動して、4秒後に同じキャラのスキルが発動した場合、最初のスキルの効果は打ち消され、後に発動したスキルの効果が適用されます。
つまり実質的にスキルの発動時間は12秒となります。スコアが2倍になったりすることもありません。
・スコア上昇系のサブスキルはどこに編成しても一緒
そもそもゲージとは全く関係ないところで発動しているため、どこに編成しても同じです。
以上が基礎講座とパズルを組む上での方針となります。
パズルまとめ
- まずは組んだ編成でプレイ動画を撮影
- スキルの発動地点を確認
- パズルを組むキャラを決定
- スキルカラーと同じ色のノーツの密集地帯でスキルが発動していなければ、そこにスキルの効果時間が重なるように入れ替えなど行ってゲージを調整する
以上が簡単なまとめとなります。
少し補足した他の部分で損していたら伸びないというのは最初はなかなか気づかなくて、「パズルを組んでも伸びない...」という事態に僕自身もよく陥っていました。しかし、その分伸ばせた時は自分の考えが正しかったのだな、と思うことができ、それがハイチャレの楽しい部分でもあります。
その楽しさにハマれば、あなたもハイスコアチャレンジで申込書を50個買ってでもパズルを通したいという気持ちがわかるようになるでしょう。(そして次はあなたの番です)
(また必然的に採譜ツールや採譜シートを使い始めるようになるでしょう。)
あくまでこの記事はハイスコアチャレンジのパズル沼に導く程度で、沈めるまでの内容は書いていないと思いますが、これを読んで未来の闇のハイチャレ勢が誕生すると考えたら夜も眠れません。
まぁでも、ハイチャレでパズルを組むことの楽しさを伝えられたら僕としては嬉しい限りです。
これからもリステップ、ハイスコアチャレンジを盛り上げていきたいですね!
今回の記事はここまで!
それではまた!
< 宣伝 >
僕が譜面メーカーで作った譜面をまとめた動画を投稿しました。是非ご覧ください。
ハイチャレ動画なんかもあげてます。
(本当はひと夜のハイチャレ動画をあげたかったけど、現在フルコンボチャレンジ中なので...覚えてたら終わった後に追加しときます)